ひとには記憶という能力があり、
一度覚えたこと、そして経験したことは
そぉー簡単には忘れることができません。
そりゃぁ
何でもきれいさっぱり
忘れることができりゃぁ簡単です。
でも
多くの人はそれができません。
人が亡くなったときもそうです。
悲しみをなかなか忘れることができません。
そこで期限を設けて区切りをつけることにします。
四十九日とか、百ヶ日とか。
例えば、百ヶ日は別名「卒哭忌」とも呼びます。
このへんで嘆くのは「卒」ですよって意味です。
人は区切り区切りの日を設けて、
巧みに自分の記憶と意識を変えていきます。
これは、むかーしからの知恵なんです。
卒煙式のご先祖様は
禁煙マラソンカウンターという画期的なソフト。
禁煙からの日数を自動的に数えてくれます。
でも、いつまでも数えていちゃダメ。
だって「マラソン」カウンターですもん。
42.195キロ走りきったら
カウンターの役割は終わりなんです。
卒煙式はゴールを意識して作られたソフト。
1ヶ月、半年、一年、三年。
人によって42.195キロは違います。
ゴールは自分で決めるものなんです。
1ヶ月、半年、一年、三年。
ペースはゆっくりでいいから
みんなみんなゴールしてほしい。
そしてゴールしたあと
すこし心の余裕があるならば
ゴール目指して走っている
後輩達を応援してほしい。
って、最近かんがえています。
2008年09月04日
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