2005年07月12日

喫煙のメリット

卒煙したのにあえて喫煙のメリットを書きます。
すごい奴と呼んでください。
心の寛い奴と呼んでください。(←かなり大上段・・・)

というのは、
卒煙したからと言って私は喫煙者のことを嫌いになったわけではないのです。
今でも喫煙していること自体をそれほど非難すべきことと思っていません。

現代の医学では、タバコの科学的な作用は
百害あって一利無しということになっています。
確かに肉体的には百害あって一利無しかもしれません。

しかし精神的(脳的)には「良い」「悪い」を通り越えたいろいろな作用があります。

脳を変調させる。
これが喫煙の最大のメリットです。
その作用には「良い」も「悪い」もないのです。

人間の文明や文化を築いてきた科学者や文学者の
脳に与えたタバコの影響は決して少なくありません。
かの精神分析学者のフロイトが癌に侵されながらも、
「タバコは人生そのものだ」と言わせたタバコの効果は決して小さくないのです。

もしこの世から喫煙者が完全にいなくなってしまったら、
重要なバリエーションが社会から一つ消えることになり、
社会はそれだけ単調になります。

すべてのヒトが喫煙者である必要はないのです。
逆に全てのヒトが非喫煙者である必要はないのです。
喫煙しているヒトと喫煙していないヒトが混在していることが重要なのです。
勿論混在するためには、喫煙者の“マナー”と“健康を害する覚悟”が必要ですが。

私の尊敬してやまない小説家である
筒井康隆氏が昔こんなことを言っておられました。
「喫煙者の書いた文章か、非喫煙者の書いた文章か、一目で区別がつく」

これはなかなか恐ろしい言葉です。

筒井康隆氏は凄くて、
いまだに「GO SMOKING」なんていうキャンペーンに
荷担しておられます。

スゴイ。
スゴスギル。

現代日本の流れは非喫煙者に大きく傾いており、
喫煙者にかかるプレッシャーは想像以上に大きいものです。
その訳のわからないプレッシャーが、
本来のタバコの吸い方までを変えさせてしまい、
喫煙者に無用のストレスを与える結果になっています。

おっと。
なんだか小難しいことを書いてしまった。

ツツイせんせい万歳!!


禁煙時間 0年 0月15日 0時間 8分
吸わなかった煙草 450本
浮いたタバコ代 6075円
延びた寿命  1日17時間15分
posted by dototo at 23:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 卒煙日記(後編)
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